相談の流れと方法
< 受付から終了までの一般的な流れ >
① 予 約
初回の相談日時は、電話やメール、お問い合わせフォームから予約することで決まります。ご連絡ください。
② 相談の受理
1 来談されると、相談内容や家族状況などの簡単な申し込み(受付)票に記入していただきます。
2 相談の概要を把握するための受理面接が始まります。初回は、悩み、訴えだけでなく相談される方(相談者)のおかれた環境や特性、種々の条件などを丁寧にお聞きするため、90分程度の時間をご予定ください。
3 相談の方針、見立てをお伝えし、当カウンセリングルームで何ができるかを提案させていただきます。
4 次回以降の相談の継続について、面接の間隔、料金、カウンセリング(セラピー)の方法などについて話し合い、納得の上で、次回の相談日を決定します。その他のご希望もここで遠慮なくお話下さい。
※ 面接間隔は、毎週、隔週、月1、月2、随時など、相談者の意向に合わせて選択できます。中には、1回~数回のガイダンス的な相談もあります。また、必要に応じて、他機関への紹介も致します。
③ 相談の継続
相談は対面によるカウンセリングが中心ですが、描画や箱庭、夢分析を用いることが適切な場合もあります。また、子どもには、遊びの中で自らの心理的課題を表現するプレイセラピーが有効です。
また、相談が進むと、気持ちが楽になるだけでなく、悩みの背後に潜む見たくない、考えたくない苦しい感情が表面化してくることがあります。こんな時は、苦しい胸の内をカウンセラーとの信頼関係の中で表現してみてください。カウンセラーに受け止めてもらってうことで、今までにない自分を発見することができます。
④ 相談の終了
相談の終了は、悩みが解決したり、症状が消えたりしたとき、悩みや心理的課題が未解決でも、自分の力で取り組むことができるようになったときが一般的です。それ以外に相談者の意志で、中断することができます。こんな時は、カウンセラーと中断について十分話し合った上で終了することをお願いしいます。
さらに、症状が軽快したり消失したりしても、予後を考えて、数か月に1回と間隔をあけて続けられる方や数回の相談で終了される方もみえます。また、従前の悩み相談からさらに深く自己探求のために相談するなど、別の目的で続けられる方もみえます。いずれも、相談者の考え、思いに柔軟に対応します。
※ 当カウンセリングルームでのカウンセリングが原則ですが、家を出ることができない、他の場所で面接を受けたい方は、その旨ご連絡ください。
< 主な相談方法の概要 >
以下に主な相談方法の概要を記します。自分に合った方法か考えていただき、遠慮なくお尋ねください。
○ カウンセリング
困っておられること、悩みや不安な気持ちをカウンセラーと話し合い、一緒に考えます。悩みにじっくりと向き合い、自分がどういう人間であり、どう社会の中で生きていきたいのかなどに気づき、問題を整理することができます。それが、その後の生き方に反映します。来談された方の気持ちに寄り添い、心の重荷を一緒に背負う気持ちでお話をお聴きします。
○ 箱庭療法
ミニチュアの玩具を自由に選び、箱庭に置いていきます。それは、具体的な情景だったり抽象的な心の表現だったりします。カウンセリングと同様に、自分の考えや思いを表現することができます。その中に、その人の生きざまや人生のテーマなどが表現されることもあります。言葉でうまく伝えられない時や話すことがない人にも取り組みやすいと思います。
○ 夢分析
夜寝ている間に見た夢の内容についてカウンセラーと話し合い、よりよい生活を考えます。夢は自分も気づかぬ無意識から湧き上がってくるもので、そこには思ってもみない自分の願望や感情が表現されていることがあります。それを続けていくと、本来の自分のあるべき姿が見えてきて、現実の生活に反映されます。多くの夢を見る方は、見た夢をノートに記録して持ってくる方もみえます。