過去は変わらないが……
人生、何十年も生きてくれば、人に話せない失敗や悔恨はあるものです。「そんな過去は見ない、忘れるようにしてきた。」と。でも、ひょっとしたことで、思い出したくもない記憶が蘇えってきます。慌てて打ち消したり顔を背けたり。そして、時が解決してくれる…と。それで済めばいいのですが、中には、いつまでも古傷のように鈍痛がおそってきます。
そんな時、全く利害関係のない第三者に失敗した時、お手上げになってあきらめた時に感じた悔しさ、悲しさ、苛立ちなどの苦い思いを受け止めてもらいます。すると、過去の見るのも嫌だった出来事に距離を置いて向き合うことができます。
これは、不思議! 事実は何も変わりませんが、その事実に絡みついた苦しい感情から解き放たれます。過去の事実をそのまま“客観的”に受け入れることができます。自分の心にスッキリと収まる感じ。 私はあるカウンセラーと出会い、そんな体験をしました。そして、過去の足枷から解放され、現在を、未来を生きる自信、活力を手にすることができました。肝心なのは、めぐってきたチャンスに苦しくても向き合えるかどうか。
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