2026.11.01 12:00北極星とベガ……夢が語る 先日、ある壮年の方から、印象深い夢について伺った。 夢の中で、その方は、ある人物から「天体望遠鏡のようなものを覗いてみるように」と促された。覗いてみると、星が見え、「北極星だ」と告げられた。さらに、別のものを覗くと、ひときわ明るく輝く星があり、それは「ベガ(織姫星)」だという。...
2026.10.16 12:00自分の言葉を外から聞く……「山彦(やまびこ)」をカウンセラーから見ると 前回は、カウンセリングにおける「山彦」という関わりについて、クライエント(相談者)が自分の言葉を外から聞くことの意味を考えた。今回は、カウンセラーの側から、この「山彦」にはどのような意味があるのかを考えてみたい。 カウンセラーから見ると、「山彦」は、クライエントの言葉をそのまま...
2026.09.28 22:49自分の言葉を、他者を通して聞く ――カウンセリングにおける「山彦」の働き 日々、相談者(以後、クライエント)やカウンセラーを目指す人たちとの出会いの中で感じたこと、気づいたことを、これから少しずつ言葉にしていこうと思う。話題も掲載時期も気ままに、気負わず続けていくことを大切にしたい。 最初に取り上げるのは、「山彦(やまびこ)」と呼ばれる傾聴技法である...
2020.11.15 21:09母と子のつながりは? 「ソロモンの指環」(K.ローレンツ著)には、生まれて間もないハイイロガンの雛は目の前を動き、鳴き声を出すものを自分の親だと思いこんでしまい、以後ついて歩くことは変わらないと述べられている。いわゆる刷り込み(imprinting)である。人間の世界でも、人生の早期に誰と絆を結ぶか...
2019.08.30 20:06過去は変わらないが…… 人生、何十年も生きてくれば、人に話せない失敗や悔恨はあるものです。「そんな過去は見ない、忘れるようにしてきた。」と。でも、ひょっとしたことで、思い出したくもない記憶が蘇えってきます。慌てて打ち消したり顔を背けたり。そして、時が解決してくれる…と。それで済めばいいのですが、中には...
2019.05.29 15:11私の子ども時代 親は我が子の成長を行動や言葉で判断し、どんなことを感じ、体験しているかには関心が薄いものです。そんな子どもの内面を想像するには、自分の中に生き生きとした子どもの心が必要です。それを取り戻すため、子ども時代の思い出を話してみましょう。例えば、私の子ども時代...
2019.05.29 13:08問われる共感 先日、ネットで見たコラム。倦怠期の夫婦がうまくやっていくために、夫は妻との脳機能の違いを理解します。そして、会話術の”オウム返し”を使って、受容的に「共感」をもって「聞いているふり」をすれば、日々の関係をストレスなく過ごせると言います。 妻が“オウム返し”に満足するのは、夫...
2019.04.30 11:21抱えるとは 先日、世界最小268gで誕生した赤ちゃんが無事、退院する明るいニュースが報じられました。お母さんが必死の思いで胎内に抱えてきた思いが語られ、心温まる思いでした。母は、まだ見ぬ我が子を10か月胎内に抱えます。超音波で顔形、性別まで分かる時代ですが、どんな泣き声かミルクはしっかり飲...
2019.02.24 11:123人は難しい! ある女の子(小学校低学年)の疑問。「私は友だちが2人います。どちらとも仲よくしたいです。どうすればいいですか?」と。もう少し詳しく聞いてみると、それぞれとは仲よくやれても、3人一緒になるとどうもうまくいかないと言います。 3人の関係は、大人の世界ばかりでなく、女の子同士でも難し...
2019.02.04 23:20我が子から「よるな!」,「ほっといて!」と言われたら 小学校も高学年になると、注意をしても素直に聞こうとしないものです。煙たがり、見ただけでもいやな目つきをします。中には、「見るな」、「よるな」、「ほっといて!」と言われてしまいます。「あの小さかったころの素直さはどこに行ったの?」と言いたくもなります。で...
2019.01.10 19:16外国人の子弟と日本の学校 外国で教育を受けた帰国子女が日本の学校に適応するには、それなりの辛さを伴います。一方、外国人の子弟が来日し、日本の学校に入ると、さらに大きな困難を伴うと思われます。特に、生活習慣や価値観の違いが顕著なイスラム圏の子には、苦しい場面が予想されます。 日常の生活用語は、...
2018.12.27 17:30帰国子女と日本の学校 外国で教育を受け、帰国した日本人の子弟を「帰国子女」と言います。外国語を流暢に使い、異文化の雰囲気を漂わす立ち振る舞いは、華やかさと羨望の的です。しかし、彼らが日本の学校に適応するのは、想像以上にしんどいようです。開放的で自主選択の幅の広い欧米の学校で学んだ子どもは、閉鎖的で画...